テイルズオブファンタジアなりきりダンジョンX

なんかこう、なんでテイルズの悪いところを凝縮したようなストーリーになってるんだろう。

テイルズにストーリーは気にしてなかったから、第一部の強引さはまあいい、と言うか。原作のダンジョン巡りからしたらえらい進歩だけど。

第二部が、ちょっと。好きだった場面が軒並み変えられたり省かれたのが。

ディオスが魔科学兵器を発射する場面が、唯一の肉親のメルティアが殺されて、自暴自棄で発射した、あの「にくしみのだんがんをこめて」って言う悲しい台詞や、禁忌だと分かっていても、科学者の興味で兵器を開発してしまったメルティアの独白がはぶかれて、親善大使みたいな台詞を言ってるんだよ。
ダオスが世界樹の前で、星を救うためなら魔王になると覚悟するシーンもないしなあ。

ディオスもそうだけど、ディオの扱いもなんというか。
メルを良い子に見せるために、貧乏くじを引き続ける役目を負わされているみたいでなんだかアンバランスだった気がする。タンスがえこひいきしているからそう感じるんだろうけど。
作中でお決まりのパターンとして、ディオが生意気な言動をすえうと、メルが殴って止める場面が度々あって、結構理不尽な理由で殴る事があっても、みんなスルーして指摘したりしない。男の子と女の子の差があるんだろうけど、ディオが何かをする度に周りから何かを言われるのに対して、メルに対しては特にないから、スタッフもメルの方が可愛かったのかなあ、と思ってしまう。
まあ、事実ディオがやんちゃ坊主で度々トラブルを起こすのと、その分好かれている事もあるんだろうけど、なんだかなあ。

そう言うのを考えると、言動にキャラクターの性格よりも、書いてる人の意図が見えるようで嫌だった。
タンスは本気でなんで居たか分からない。

なんかこう、ここのところ機嫌が悪いのも相まって、色々と書いてしまった。
もちろん、ファンタジアのキャラクターがストーリーに関わるようになったのは良かったし、ちゃんと最後までプレイしたんだから、面白い事は面白いし、エンディングは不満点を忘れるくらい良かったし、なんだけど、すっきりしない面が多かったなあ、と。