SRCシナリオ感想

一世坂の侍
作者:金ノ森銭太郎さんとむすすだ式さん

まず、純和風の時代劇シナリオってのは珍しい。
主人公がおっさんと言うのも珍しい。
まあ、少年少女が主人公ってのが、ゲームとか出の創作ではメジャーだから、仕方がないんだけど。
主人公が、修羅場をくぐり抜けた相応の実力と、判断力を持っていて、非常に頼もしかった。

怪異あり、忍者あり、息抜きの笑いあり、最後の見事なオチありと、非常に面白いシナリオだった。
特に悪役の最後は、最初の会話を思い出して、「ああ、なるほど」と思わず唸る出来だった。
こう言う、いぶし銀なシナリオがもっとプレイしたいなあ、と思わせてくれる内容だった。

まつろわぬ拳と剣
作者:philoさん

強刃に倒れた最愛の人を救うために、少年が搬送する物語。
と書くと普通だけど、その最愛の人が野郎なのはどうなのだろう。時代はBLなんだろうか。

短いながらも、起承転結が上手くまとまっている話だったんだけど、最後までプレイすると、ゲームオーバーの処理に飛んでしまうバグがあるのだけは、残念だったかなあ。と。