異世界転生物

の面白さって何なんだろうなあ。と。
平凡な少年がある日異世界異世界に迷いこんで〜 と言うジャンルは昔からあるけれど、あれは、自分達と同じ普通の人間が、価値観の違う世界で現実では出来ないような冒険を繰り広げる って言う面白さがあったんだけど、転生でやるメリットってのは何かなあ と ふと思って。

嫌な考え方ではあるけど、転生で最初から強い存在になることで、成長の過程を省いたり、元の世界に戻る と言う目的の一つをカットするため、と言う作り手側の事情なのかなあ、と。

もしくは、読み手のほうも『ある日突然の煩わしい現実から切り離されて、凄い奴になっている』と言うのを望んでいるのかなあ、と。

後はまあ、一人称の場合、『その世界の住民の視点』ではなくて、『現実世界の人間』の視点でやれるのがメリットなのかな、と。魔法が当たり前の世界で魔法を見て驚くのは、今までその当たり前を知らなかった人間か、別のルールの世界から来た人間だからなあ。