SRCシナリオ感想

未完のキャンバス 作者:マイヤー様

Aルートクリアまで。

着地地点としては妥当だし、間違いなく面白かった。
演出も気合が入っていて、玲の最後の闘いの場面はボロボロになっていく彼に胸を打たれた。
アイツ、初登場時は、別に何の感慨も浮かばなかったんだけどな。
最後まで一貫した志を持ち続ける奴ってのは、やっぱり魅力があるんだな。

しかし。
面白かったんだけど、なんだろう。少しだけ消化不良というか。
終盤で水無月が介入し、奨個人の物語から、門に関わる人間が強大な力に振り回される話としての色が強くなってしまったのがなあ。と
まあ、それまでに覚や秀一は思いっきり振り回されてるし、話の作り方としては間違ってないんだろうけど、振り回される水無月の面々に、奨たちが絡む場面が薄かったのが残念だったなあ、と。
結局、水無月側と深い因縁があるのって京夜と飛鳥だけで、奨たちにとっては突然襲って来た敵を打ち倒すだけで、水無月側のドラマが京夜と飛鳥だけが関わる話になってしまった印象があるので。

25話なんて、モロにそんな感じだし。
介入しようにも味方が全員アレな状態だから仕方ないんだけどね!


それと、24話出てきた【○○○○○○】ってのは、結局なんだったんだろう。
推測できる材料はあるし、多分○から見た奨の○○なんだろうなあ。もしくはアレそのものとか。

うむ、ぼかして書いたら実に訳の分からない文章になってしまった。


ウダウダと書いてしまったけど、間違いなく面白いし、自信を持って薦められるシナリオだった。
うん、Bルートもプレイしてこよう。